※この記事はにしむら新聞2025年11月号に掲載された内容となります
10月初旬のニュースで杉並区の家屋が突然全壊して隣接するマンションへなだれ込んだ映像は、非常にインパクトがあるものでした。老朽化した擁壁が崩壊し、その上に建っていた家屋が倒壊しました。この崩れた擁壁は築50年以上で、排水不良と豪雨による土圧増加が原因とされます。
擁壁とは、斜面や周囲との高低差のある土地に住宅などを立てる際、土砂の崩壊や流出などで土台が崩れることを防ぐ壁の事です。コンクリートや石積みなどで造られ、宅地造成や道路沿い、河川敷などに多く見られます。擁壁の寿命は30~60年ですが、高度経済成長期の土地開発で造られたものが多く、現在寿命の時期を迎えている擁壁が多くあります。ご注意下さい。
また擁壁の造設には条件によって建築確認申請や各種許可が必要になります。

ゲリラ豪雨や線状降水帯などが増え、これまでと気象条件も変化しています。定期的な点検や維持管理を怠り、擁壁が崩れて周辺に影響が及ぶと、所有者の責任が問われかねません。建築士などに相談して、大切なご自身の命や財産を守りましょう。
★いつでもお客様の為に♪
相続対策・賃貸経営にお悩みの方は、練馬区大泉学園の西村不動産販売にご相談下さい。
