※この記事はにしむら新聞2023年4月号に掲載された内容となります

昭和48年(1973年)５月に不動産業を開業しました。ちょうど私が27歳の時です。本年の4月から第51期が始まりますので、期中の5月には、まる50年を迎えることになります。

長きに渡り、私や当社を支えてくださったお客様、不動産及び建築関係の皆様そして社員の皆様に心より感謝申し上げます。

「ことあるのが人生」といわれますが、私事で恐縮ですが、今日までに大きな出来事が何回かありました。中でも、大変厳しい思いをしたのが創業時とバブルの崩壊の時でした。

創業時の1973年10月に中東の原油価格が大幅に上昇し、オイルショックが起きたのです。激しいインフレとなり、これが引き金となって、後に「狂乱物価」と呼ばれ、スーパーではトイレットペーパーの買い占め騒ぎがありました。借りたマンションの部屋の一室を事務所として開業したのですが、世の中は家どころではなかったのです。大変苦しみました。

そして二つ目は、一難去ってまた一難が1991年のバブル崩壊です。同業がバタバタつぶれ、また自殺も出ました。そしてお客様は皆無で、数多くいた社員も辞めてとうとう二人となってしまったという状況になり、覚悟を決めたという時期もありました。

こうした経験から教訓を受けたのが、時の変化を敏感に感じ取り、防止策を講じていかないといけないということでした。

2023年5月現在

今後ともどうぞ宜しくお願い致します。