※この記事はにしむら新聞2023年6月号に掲載された内容となります
特殊詐欺とは、オレオレ詐欺・還付金詐欺・架空請求詐欺などの総称です。警察庁発表によると昨年の被害額が361億円(暫定値)で前年を28％上回り、8年ぶりに増加しているそうです。従来、被害金の受渡し方法は振込送金が主でしたが、金融機関による窓口注意喚起やATM利用限度額引下げ等の対策強化により、現金手交や現金送付(郵便・宅配)が増加しました。海外から電話をかけ、日本の賃貸住宅の空室の住所へ騙し取った現金や違法薬物の受け取り場所にする事例が増えています。この現金送付型のものが令和3年では189件でしたが、令和4年では315件と急増しており、悪用されたことに気づかないというようなケースもあるといいます。
犯罪者は現場を見て回り悪用できそうな物件を探しています。管理会社が定期巡回や清掃、整理をしっかり行っている現場は敬遠されます。何もしていない現場が狙われ易いのです。当社では次のような対策を実施していきます。
- 空室キーボックスの暗証番号をこまめに変更
- 郵便ポスト対策に投函禁止ステッカー貼付
- 定期巡回、定期清掃の実施
- 物件に定期巡回・清掃チェック表の掲示
- 掲示板に不審者は通報のチラシを掲示
- オーナー様には防犯カメラの設置をお勧めします
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