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京セラフィロソフィ-を紐解く

2014年8月16日


平成26年6月10日、京セラの創業者で現在名誉会長の稲盛和夫氏が創った京セラフィロソフィがついに一般公開されました。稲盛和夫氏の業績で素晴らしいのは、JALの再生です。JALは従業員が3万人以上もいる巨大な企業です。この親方日の丸の問題企業を3年弱の短期間で見事に再建されました。そんなことから、昔は経営の神様と言えば松下幸之助氏でしたが、今は断然、稲盛和夫氏です。

ご存知の様に、この京セラフィロソフィーは人生の哲学書ともいうべき、貴重な書で、経営者にとってまさに「聖書」です。氏が仕事で苦しみ、人生で悩み、真剣に考える中で学び取った貴重な教えだからです。

当社では、早くから「盛和塾」という機関誌を通じて、師の考え方や仕事のノウハウを学びますが、なんといっても心の在り方を中心に学ばせて頂いております。

例えば、平均的な能力しか持たない人間が偉大なことをなしうる方法はないだろうかという問いに対し、師が体験を通じて導き出した以下の公式があります。

「人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力」

上記公式の説明として、

①能力とは多分に先天的で頭脳や健康や運動神経も含め0点~100点まであります。

②熱意は自分の意思で決められます。これも0点~100点まであります。

③考え方とは人間が生きる姿勢であり、これは0点~+100点まであります。

ここに数値を当てはめてみると、能力が高く熱意もあってとても立派だが、考え方にひずみがある人だと人生・仕事の結果=-50点×90点×90点=-405,000点と高得点ですが、すべてがマイナスとなり、せっかくの能力が台無しになってしまいます。つまり、人としての素晴らしい考え方、人生哲学を持つか持たないかで人生は大きく変わってくるのです。

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