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相談役の相談コーナー

京セラ名誉会長 稲盛氏から学ぶ経営術 VOL.1

2018年10月5日


京セラの名誉会長稲盛氏から学ぶ経営術『アメーバ経営』。

今号から各項目をご説明させて頂きます。

まず①番目の経営理念は「全従業員の物心両面の幸せを追求すること」を企業目的として定め、それを社員に徹底して伝えていきました。この部分は稲盛名誉会長の経営哲学の根幹をなす考え方であり、京セラやKDDIも同じ考え方をベースにしています。

企業は、そこに集う全社員の幸せの為に、存在するというのは名誉会長の揺るぎない信念であります。

「経営者が社員の幸せを考えずに利益だけを追求しても社員が心から協力してくれるはずはない。全社員にやりがいと誇りをもって生き生きと働けるようにすれば結果として実績も上がり、株主にもより多く報いることが出来るはずである」と。

こうして、経営の目的を説くことで、前号でご紹介した日本航空の再建においても、社員達が日本航空を自分達の会社だと考えるようになり、再建に向けた強い意志を全員で共有することが出来たのです。幹部社員から一般社員まで、自分達の会社の為に自己犠牲もいとわない姿勢で再建に臨んでくれた、このことが会社再建の最大の原動力となったと言えるでしょう。

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