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経営哲学~京セラフィロソフィーを紐解く~

2015年9月3日


「宇宙の意志と調和する心」

世の中の現象を見ると、宇宙における物質の生成、生命の誕生、そしてその進化の過程には、すべてのものを進化発展させていく流れがあります。これは「宇宙の意志」というべきものです。この宇宙の意志は愛と誠と調和に満ち満ちています。そして、私達一人一人の思いが発するエネルギーと、この「宇宙の意志」とが同調するか反発しあうかによって、その人の運命が決まります。宇宙の流れと同調し調和するようなきれいな心で描く美しい思いを持つことで運命も明るく開けてくるのです。

「六つの精進」

①だれにも負けない努力をする(真剣に毎日一生懸命働く、仏教でいう「精進」)

②謙虚にして驕らず(燃える闘争心を秘めながらも謙虚であること、謙のみ福を受く)

③毎日反省する(自分だけ良ければよいという利己心をなくす)

④生きていることに感謝する

⑤善行、利他行を積む(善い行いが幸運をもたらす、世の為人の為に尽くす)

⑥感性的な悩みはしない(失敗は反省したら忘れる。くよくよしない)

以上この六つの精進を毎日実践すれば、魂の浄化、純化が出来、輝く未来が約束できるのです。

※解説:人間も宇宙の意志に作られた自然物のひとつであり、宇宙の意志と同調できる心を持つことによって、その人の人生や仕事を順調にすることができるという宇宙の法則があります。稲盛和夫氏(当時、京セラの社長)はこの宇宙の法則を当初より自覚され、仏教の教えを参考に宇宙の意志を取り込んだ「六つの精進」を編み出して実践されました。これによって、まるで見えない力に後押しされている様に、仕事においても人生においても信じられないほどに成功されています。大企業の社長や経営者がこれを参考にされており、私たちにとっても貴重な指針となっております。

 

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