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相談役の相談コーナー

相続対策№4

2016年1月29日


広大地評価減

広大地評価とは一般に500㎡以上の土地で都市計画法での開発行為を行った場合に道路などが必要な土地を言います。

私たちは日ごろその地域で標準的な土地面積、例えば100㎡や110㎡の区切りをして売却します。道路部分は無価値(潰れ地)として売買されます。単純に路線価に面積を掛けただけでは評価が高くなるので評価減を認めています。

広大地の評価方法

例えば800㎡の土地であれば

0.6-0.05×800㎡÷1000㎡=0.56(広大地補正率)

正面路線価を300,000円とすると300,000×0.56×800㎡=134,400,000

となり路線価×面積=240,000,000と比べて105,600,000評価が減額されます。

つまり44%も評価が落ちます。

なお、広大地に該当する土地は

①戸建分譲用地として開発(500㎡以上)され道路等の潰れ地が生じる土地

②面積を超えていてもマンション敷地に該当する場合(容積が300%以上)は広大地評価はできません。

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