西村不動産販売スタッフブログ

石川 由美子

土砂災害警戒区域

2021年7月11日


近年梅雨の終わりに線状降水帯というキーワードを頻繁にニュースで聞く様になりました。この言葉2014年8月の広島市で発生した豪雨で注目されるようになったそうです。この時は3時間で220ミリの大雨が降り、70人以上が土砂災害の犠牲になりました。それ以後も線状降水帯がしばしば発生し、2020年の熊本豪雨が3時間で330ミリで同じく甚大な土砂災害が発生しました。

先日発生した熱海での土砂災害では48時間で321ミリと7月の観測史上最大の雨が降っていたそうです。熱海伊豆山も広島と同様土砂災害警戒区域に指定されている地域でした。

私たち宅地建物取引士は物件の売買・賃貸の契約時に必ず重要事項説明をします。その説明の中に「土砂災害警戒区域」・「水防法による水害ハザードマップ」の説明が義務付けられています。また、熱海のケースは盛土による土石流との関連性が指摘されています。盛土についても「宅地造成規制法」という法律で規制されており、こちらも私たちがお客様に説明することが義務付けられています。

今後も自然災害を食い止めることは難しいと思います。少しでもみなさんが危険を事前に理解した上で快適なお住まいに安心して住める様、しっかりとわかり易く説明することを大切にしていきます。

このたび土砂災害で被害にあわれた方々に心よりお見舞い申し上げます。

熱海は大好きな大好きな街です。一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。

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